安眠にはグレゴリオ聖歌

某バンドがかなり気になっている。
バンド自体は結成されたてホヤホヤ（死語か？）ながら
そこの首謀者はもう、８年くらい前に知った人で
今更アイツか！！　って感じではあるのだが(笑)。


更に　私はその首謀者の、妙なピッチの悪さと
昼ドラかＢ級少女漫画みたいな歌詞がイヤなのである。
特に歌詞。朗読しろって言われたら　この場で豆腐１丁食べるから勘弁して下さいと言おうと思う。
・・・なのに　当時も今もその間も　どうにも気になり続けている。
音源買ってたし　ライヴも行ったし　剰えコピーすらした。


・・・と、ここまで書けば
誰の事だかもう判ってる人の方が多そうだ。
ああ気になる(笑)！

他のメンバーも割と古い顔揃い。
取り敢えずYouTubeで映像見まくってます。
怒涛のツーバスいいな。
矢鱈とメロディアスなギターソロいいな。
英語の発音悪いな。
非常に分かり易い曲の展開だな。
（よく考えると噴飯ものの）バンドコンセプトとか
それに従って生まれるPV内でのストーリー展開とか
懐かしい雰囲気満載だな。


絢爛たる衣服の　翻る裾とか
舞い踊る薔薇の花びらとか
天鵞絨、フリル、シャンデリア、十字架、蝋燭、鏡、棺　etc...
何処まで行ってもああいう世界から離れられない。
何故か常に多かれ少なかれ魅力的だ。
無論　バンドや音楽に関連せずとも。
いくら使い古されたモティーフだろうとも。

そう云えば　この前、大叔母の葬式で思ったのだけども
自分が死んだ時、畳に正座で黒白の幕で 白装束着て
お坊さんに念仏唱えられて 焼香して貰って
黒と金ピカの霊柩車乗って 卒塔婆が立つ墓に入るなんて想像出来ない。

何につけても 著しく日本の標準域からズレているのを感じる今日この頃。
でもヴィジュアル系は日本にしか無いのである。