長電話の中身

多分　今日書く話は　大分気持ち悪い・・・のではないかと思う。
見る人が見れば凄く解るかも知れない。
でも 余りにも観念的な話も出て来て
きっとこういう話を生理的に受付ない人も居ると思うので
苦手そうな人は　見ない方が　　いいかも。

赤　と　モチーフ/象徴としての赤　は違う

虚無　と　モチーフ/象徴としての虚無　は違う

死　と　モチーフ/象徴としての死　は違う


…ということを　感覚的に理解出来る人と　出来ない人の違いは何なのか　とか



対人関係を円滑に進める為には「諦め」は有効かも知れないが

それは非常に消極的な手段であって

真の意味で云えばプラスにもマイナスにもならず

そもそも最初から何もしないのでは事態の向上は望めない　とか



何が世界の中心なのかが　最早解らない。

例えば「一般的に」良いと云われている進路を選び

「一般的に」素敵だと云われている服を着て

「一般的に」楽しいと云われる行動をして満足したとする。


・・・・自分自身は何処へ行った？　とか


同時に

それは得てして　進路　や　服　や　行動　に満足したわけではなく
「一般的」価値観に適ったものを選択した事から来る満足感なのではないか？　とか





大雨の日や　アスファルトが焼ける様な灼熱の日にふと

魔が差した様に でもはっきりとした憧れを持って　地面に身を投げ出したくなるのは、

…大雨の場合、その外気の湿度と 体内の水分との間に働く浸透圧によって
周りの湿気た空気に 皮膚がふやけて流れ出る様な気がし、
また

灼熱の場合、凶暴なまでの陽光は何もかもを完全に透過しそうで
よって自己の身体が 降り注ぐ光線により蜂の巣になる様な気がし、

どちらの場合も　自分と　外界と…特に自然との境界が曖昧になる感覚を覚える。
　
その状態で横たわり、なるべく多くの部分をぺたっと接地し　地と一体になる事で
その他外界の出来事から自分を見えなくする、または　見えなくなると思い込む、

要は自己の地への還元であり　一種の死の模倣だ　とか




…そうような事を　昨日の深夜２時間近くも話していた。

最近 この様な　どちらかと云うと感覚的/観念的な・・
きっと"哲学"と云っても良いものをよく論じる。
相手は同じ人。
その人とは　肌で直観する様な 理屈ではない物事の捉え方がよく似ている。
端的に云ってしまえば　感性が似ている。

狭い世界の中で物事を論議する事には
思い込みが育ってしまうとか　バイアスが掛かってしまうとかいうリスクがあるけれど、
しかし　単なる論議では収まらず　一種の快楽として作用するから止められない。

誰でも　世界が自分の思い通りになればいいのにと　１度や２度は思った事があるだろうし
別に　そう思う事自体は悪いことでも何でもないだろう。
寧ろ自然じゃないかと。自己保存の欲求の一種と云うか。
・・感性似た者同士で議論する事によって
その欲求を満たしているんじゃないだろうかと　ふと思った。
―偶には開放を。
普段は無意識に何処かへ仕舞っている、
「尋常じゃない」考え方や　感情や　そんなものを
脳を奥からざばっとひっくり返す様に開放すると
意外なほど　心底すっきりする。

そして　それが出来る、叶う、のは大層な贅沢ではないかと 同時に思う。
そんな相手と出会えたのは何かの褒美だと思って　引き続き贅沢を堪能しようと思います。

それにしても　こんなキモチワルイ考え方を
瞬時に肌で理解する人間が・・・要は同類が・・
居るものなんだなあ…意外と近くに。
それともやはり、類は友を呼ぶ　とかいうあれなんでしょうかこれは。
何れにせよ感謝感謝。