夢見る宇宙２ と考えごと

B-Tニューアルバムのファーストインプレッション。
なんかこう…無重力の空間をあっちからこっちへ
ワープしたり、スピード上がったり、旅しているような感覚で
ホント『夢見る宇宙』な感じがした。

狂った太陽に似ているかも知れない。
曲調や音楽性ではなく、アルバム通しての印象が。
バラバラの曲がすんなり収まっている。
コンセプトを排した、と言うような事を
インタビューで言っていたけれど
それによって今の彼等の素がよく見えている気がする。

BUCK-TICKの曲に何度助けられたかな。
物凄く楽に呼吸が出来る海みたいな感じ。

別にね、重苦しい世相だからって、癒え切らない傷がそのままになっていたって、性格暗くたって、
楽しく生きていいわけよ。
殊に日本人て、世相が暗いから自粛しなさいとか
明朗快活至上主義みたいなこと 言うけど。
そんなにぱっきりと心にカタがつくことなんて
そんなに無いのにね。

矛盾と葛藤を抱え続けて生きている上で
それを解決するへ方へと必ず歩かなきゃならないなんて
本当は決まってないのに、
解決しなきゃならないものだと思い込んでる。
まあ普通はね。その方向に進まないと他人に呆れられたり嫌われたり蔑まれたり揶揄されたり潰されたり侮られたり色々するからだけど。
そして偽善者もいっぱい居るし
マジョリティの感性を自分のものと信じ込んでいる人もいっぱい居る。

私、心身共に弱いし何かとマイノリティだけど好きなものは手放さないようにしよう。
社会人になってからと言うもの
そういうものを保持するのって罪悪に近い様な気すらしてたけれど
改めて考えたら、それを失うのは死んでいるも同じだわ。
死ぬくらいなら他のもの手放した方がいいね。

しかしどうやっても、そういうものを野放しにしたままで社会人生活が送れないんだな。
社会に出る時は一旦小屋に入れなきゃならない。
常に放牧しておける方法は無いんだろうか。