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毎日毎日 煩悩と偏愛とその他諸々で雁字搦め。               偏愛に溢れた日常の記録。
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BUCK-TICK TOUR2009《memento mori》
@神奈川県民ホール

の、感想その他ざっと書き。後半


12●天使は誰だ
1曲分約5分間丸々跳ね続けた自分の体力にまずびっくりだ(笑)。
バンギャ第一線退いて久しいわけですよ。でも10分くらいなら行けんじゃない(笑)?私。

もうイントロからダンスフロア状態。ベースとエレクトニカの音にどんどんハイになる。
ステージのテンションもぐっと持ち上がるのが判る。ゆうたが踊っている。今井ちゃんが物凄く楽しそう。LOVELOVE、でハートマーク作るとか…可愛過ぎる。

最後の大サビでまた軽くトランス入りかける。(いつまでも跳んでいられる気がし始めると危ない。)
あっちゃんがステージ際ギリギリまで出て来て身を乗り出す。
カッと見開いた目と“林檎”を持った形の指が印象に残っている。
嗚呼…この曲を15分くらいやってくれないだろうか。(そんな“残”じゃあるまいし笑)

この曲のあっちゃんの唄い方が全体的に堪らなく好きなんです。
特に、罪と罰であげようか~最後までが。
そして特に“俺は夜”の発音が。
ライヴでも音源と同じニュアンスで唄ってくれて嬉しかった。
朗々としててね。堂々たる佇まいでね。神々しいのよ最早。
ヴォーカリストは=フロントマン じゃなきゃダメなんです。
全ての音があっちゃんの為に鳴っているんですよ。
そしてあっちゃんは肺細胞の1つ残らずで息を吐き唄わなくては。

何度も言いますがヴォーカリストマニアなんですわたくし。


13●lullaby13
で、これですよこれ!
本来これ(↓)はここに入るべきだったわけなので再投下。

バーのカウンターに付いている様な、高い椅子に逆さに座ったあっちゃん。登場するなり
「・・・お酒ちょぉーだぁい」
うぎゃあ!!!
…っなんなんだこの脳をひと突きする破壊力。マリーさん…吉井が黒いドレスで腰掛けた姿と、
肩パッドバリバリワンレン敦司が、同時にフラッシュバックの様に脳裏にちらつく。
マイクスタンドに髑髏を被せ、あっちゃんの上着がかかっている。
「こちら、髑髏ちゃん。」
ヒィイー!!!
「いつもいつも、黙ぁーってばっかりでなぁんにも言わないんだから。」
ヒィィイィィイイ!!!オネエ!!女装あつし!!イヤハハハヒヒヒヒヒハハハハ、ハ、(よろり)

上記はほぼノンフィクションです。
もしかしたら実際の方が酷かったかも知れない。(残念なおつむ)

…あっちゃんの喋った内容は多分大体合ってると思うんだけど、途中から本気で脳がぐるぐるしていたので無論正確さに関しては全く保証出来ません。
この後に更に「何か言いなさいよ」とか「まったく…」とか言っていた気もするんだが
全て私の妄想の可能性大アリ。

そして唄い出す。
目付きや指先、首の傾げ方ひとつで情景が目に浮かぶ。
何気なくして見せる腕の動きがいちいち出来過ぎている。
いつもいつも、どこまで考え尽しているのだろう、と思うけれど
この人がそんなに物凄く綿密に計算してステージに立つ人ではないのは知っている。

フロントマンとしての存在感が際立つ。何より敦司在りき。
酒を煽ってグラスを放る仕草が様になり過ぎていてもうニヤニヤが止まらなかった。


14●スズメバチ
この…天誰→ララバイ→蜂の流れはまずいでしょう?
理性が雪崩て無くなるコース。
リリースされた時点で予想は充分していたけれど、もう…はしたないどころの騒ぎじゃなかった。
主観は男で唄われているけれど、あっちゃんの動きは殆ど女。
スポットが当たる範囲に作為を感じるんだが多分勘違い。て云うか考え過ぎ。
はっきり云うと私が変態な所為。
あの衣装も罪よね…只のスーツと見せ掛けてあんなにテラテラ光るなんて。
(只のオシャレスーツだと思う。)

よくあっちゃんがマイクスタンドでポールダンサー張りの上下運動をしていらっしゃるわけだが、あれ普通男がやったらコントか獣臭いかどっちかだと思うのよね。その際ガニ股になっているわけだし(笑)。
それがまあ敦司と来たら…稀有な人だなホントに…。

15●セレナーデ
優美で甘くて切なくて、大好きですこの曲。
ライヴでは照明がぱあっと明るくなって、ハッピーな雰囲気。
あっちゃんはステッキを持って歩き回って、偶に客席へマイクを向けたり、ニコニコ笑ったりかなり上機嫌の印象。
あっちゃんの唄う言葉が優しくて逆に涙が出そうになってしまった。
GALAXYでも感じる事だけれど何だかこう…存在を肯定して貰えている感じ。
BUCK-TICKのファンで良かったという純粋な幸福感。
最近涙脆くなったかな…歳か(笑)?


16●ヘヴン
この曲も私の中では“ライヴで聴いた方がずっと素敵”パターン。
思ったよりもテンポ速いのよね。
そして言葉数が結構多いから、色んな声の表情が楽しめるという。

ミドルテンポの曲を全力で唄うヴォーカリストの姿が大好きです。
喉が震えているのとか、ブレスで胸郭が膨らんだりするのが判ったりするともう、堪らんですよ。
生命だなあって思う。

この曲もホントそんな感じ。
金網越し交わしてるキス、の ス では喉がヴィブラートで震えるのが見えるし
舞い上がる羽の、の 舞 では肋骨がぐっと持ち上がるのが判る。
着眼点が絶賛ド変態。


EN1
1●アリスイン
この曲はホントに楽しい。
“振り”や掛け合いも定着した感じで、一体感が心地良い。
今井ちゃんの歌はどうも普段よりハイテンション。
この曲は素敵に“育った”なと最近よく思う。


2●絶界
イントロからニヤニヤが止まらない。
この曲の歌詞世界が大好きです。
何となく今回のツアーでは演らない気がしていたので単純に嬉しい。

なんかもうあっちゃんゾロにしか見えないわけよ。なのにカルメンにも見えるというイリュージョン。
凜とした声が好い。
熱情、とか激情、とかいう単語が浮かんでは消える。


3●夢魔
イントロで夢魔キタ━(・∀・)━!!!!とか叫んですみません。
あああなんて素敵なんだバンドは宗教だトランスだ。
やっぱりこの曲があると違うなあと思った。締まる。
あっちゃんが俄然魔王の顔になる。
ぐっと曲げて力を込めた指先で歩を進める仕草が肉食。


EN2
1●GALAXY
この曲ねえ…この曲はダメですよ。泣けるんですよ。
強くて優しくて、護られている感覚。照明がキレイで思わず天井を見上げる。
この日も、イントロだけで会場の雰囲気が一気に柔らかく明るくなった。
スッと演奏が静かになって
あっちゃんの声が会場に響くあの瞬間に覚える、
あの痙攣の様なざわめきを忘れたくない。何度でも感じたい。


2●ナショナルメディアボーイズ
イントロが聞こえた瞬間、その爆音の隙間という隙間から
悲鳴の様な歓声が上がったのが判った。
背後からウワーっと。

18年も前の曲とは思えないのよね、これ。
若かリしあっちゃんの粗削りな声で唄う
反逆と独立の匂いがするこの曲も好きだし、
今の熟れ切った声で唄う
退廃の匂いがするこの曲も好きだ。
特にBメロは見物よね。
少し息を殺して艶を出してみたり
片足バレリーナ、と仕草して見せたり
不敵な芯を覗かせてみたり
くるりくるりと変化する敦司に釘付け。(いつもだろ)


3●ラヴミー
最後の曲になんて相応しいんでしょう。

メンバー紹介から、最後にアニイのソロへ。
そこから導かれたこの曲のイントロが判ると同時に、
会場内がギャーッ!と鳴った感じがした。

切ないメロディーに痛い言葉だけど
晴れやかで楽しい爆発的な何か。

細い手首を…と右手首の内側を口に持って行く姿に
終わらないでと思った。

このキラキラした感情も、これで最後。
あと10分もしたら またいつもの顔に戻るし、今確かに現実として体験しているこの空間、この音もまるで幻。
ゲートがゆっくり閉じて行くのが分かる。
もう少しだけ待って欲しいと頭の中では思いながら、楽しくて仕方無かった。


クローズのSEは真っ赤な夜。
見送って貰ってるみたいで凄く好きな演出。

浮遊感が抜けずにぷあーっとしたまま帰宅しました。
そして反芻を終えるより遥かに前に、横須賀公演に追い付かれたわけで。

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Profile
性別:
女性
自己紹介:
社会人も早くも5年目になり
30歳が見えて来た。


9歳か10歳辺りで吸血鬼やら魔女やら怪盗やらに異様な関心を示して以来、どうにもその辺から離れられない。
その後ヴィジュアル系に傾倒して火に油。
人生片足踏み外した、くらいに感じている。

とっくにバンギャ上がったつもりで居るが、如何せん抜けない。
でも 別にヴィジュアル系だから好きだったわけではないと よく解っていたりして
年々 自分の音楽嗜好を人に伝えにくい感じ。


大学で西洋近代美術専攻。
卒論は偏愛を暴走させてモローのオルフェウス関係に。


多分 基本的に変態。
特技は物忘れと妄想。


【好きな美術】
絵画はモロー・ルドン・クリムト
カラヴァッジオ・ブークロー
シュトゥック・ムンク・ドレ(特に油彩)
ミュシャ・ルイ=イカール。
立体はジョゼフ=コーネル、ガウディ
ガレ・ギマール等のナンシー派。
日本美術だと琳派辺りが少し好き。


【好きなモノカキ】
澁澤龍彦・江戸川乱歩・三島由紀夫。(なんというコテコテ。)漫画は古めの少女モノ偏読。(8等身万歳。)


【好きな人達】
*目下足繁く*
BUCK-TICK
山田晃士

*ライヴ行かないけど好き*
Versailles
MORRIE*
Kaya
HYDE*


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Creature<<DEAD END
L'Arc<<<VAMPS
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*過去バンド*
Lucy
THE YELLOW MONKEY
The Spy "C" Dildog
NeiL
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