匂い

ついに母にまで「香りフェチね」と云われました蜜瑯です。


世が世で　身分が身分だったら
胡椒に熱狂して身上潰してたかも知れないなあと思う。
あの、胡椒が銀より高かった時代に　欧州に生まれていてですね
おまけに　貴族の夫人だったりなんかした日には。


・・・って前にも書いたかも。

香りって言うのは五感の中で唯一 脳に直結だから、
私が「右右脳タイプ」(直感型)っていうのが
香りに固執する原因の１つと考えられる気がする今日この頃。

「右右脳タイプ」っていうのは正確に診断したわけではないが
一応ウェブ上で 結構それっぽい診断受けた結果。
左利きだしね。多分そうよね。


雨降る匂いがするー。とか　水の匂いがするー。　とか云うのはまだ良いとして
冴えた朝の匂いがする。　とか　熱い太陽光の匂いがする。　とか
考えてみれば非常におかしな表現をよく使う事に、最近気付いた。

その「熱い太陽光の匂い」とやらを感じているのは確かなのだが
実際には、それは嗅覚で知覚している要素なのではなくて
「熱さ」を鼻腔の粘膜で知覚している「触覚」の要素だと思う。
でも　私にとってそれは、瞬間的に「匂い」と知覚されてしまう。


・・・要はなんだ？単に好い加減なのか(笑)？



日常的に使用する表現が そもそも感覚的なのかも知れない。
それにしては あまりにも理屈っぽい気も同時にするのだが…(笑)。

でも、なんだかしょっちゅう「あの匂いがイヤ」とか
「あの匂いが好き」とか言ってるのはどうやら事実らしい。
最近 相次いで３人に指摘された。（余程だな）



序でに
音楽聴いたり詩読んでいても　よく匂いのイメージが浮かびます。
香水名じゃなくて、
「クランベリーと、きつい蜂蜜と、シダーウッドと、甘い感じの煙草」
みたいな感じに。

あと、「匂い」を巧く混ぜ込むなあと思うのが櫻井氏。
上記の通り、匂いが「イメージ」される詩とか曲ってよくあるけど、
彼の紡ぐ言葉や声からは、「イメージ」じゃなくて、
彼が伝えようとする匂いや空気が的確に　すぱーん！　と伝わって来ることが多い。
本人も
「●●●とか×××みたいな色、と云うか雰囲気のようなものを・・・感じて貰えれば。」
みたいな事をよく言っている。（ホントあの人ってのたのたゆらゆら話すよね。）
だから多分、その　すぱーん！　はあながち間違っていないんだと思う。


逆に、他の人の詩からはあんまり、「匂いや空気を伝えようとしている」という意思は感じない。
そういう詩から浮かんだ「イメージ」はあくまで「イメージ」であり、
一方通行の妄想でしかない。


まあ、相性が良いからこそ　すぱーん！　と来るのであって
よってファンをやっていて、その上櫻井氏を褒めるのだ　というのが正しいとも言える。（嗚呼理屈っぽい。）　
因みに　心理テストによれば　櫻井氏も右脳人間で感覚型だ。
テストするまでもなく　誰もがそう思っていたと思うのは私だけだろうか。


「クランベリーと、きつい蜂蜜と、シダーウッドと、甘い感じの煙草」
が脳内で香るあの曲、どうやら今度唄うみたい。

…って書くだけ書いたけど、
イメージセントだけでどの曲か判ったらいっそ怖いな(笑)。


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本日の"脳内で香る"1枚

モロー「ピエタ」


サンダルウッド
微かになアンバー
オークモス
乾燥した土
辛口の白ワイン
カミツレ
僅かに 青柚子
僅かに きついベルガモット


って感じでしょうか。
絵は視覚的情報が膨大なので　イメージにも結構直接的に影響が出る。